ズワイガニの特徴とおいしい食べ方を教えます。

一言でズワイガニと言っても、実は由緒ある国産ブランドから、ロシアなどの外国産と幅広い種類があります。国産ズワイガニで有名なブランドは、松葉ガニや越前ガニ。特定の生息域や水揚げ産地で扱われるものしか名乗れない、旨味が凝縮された身とミソが楽しめるカニです。

ズワイガニの見分け方は?

ズワイガニの種類は、国産と外国産に大別できます。生息域は、オホーツク海、ベーリング海、日本海など幅広いため、外国産に負けず日本各地でブランド化した国産が多く流通しています。同じ大型のカニであるタラバガニは、より北方の海に多いため、国産が少ない点が異なります。

オスは5対10本の脚を広げると70cmほどの大きさになります。脚は細く長いですが、甘味が強く、凝縮された旨味が感じられます。タラバガニは、脚が太く食べごたえがありますが、味わいはやや淡白です。また、濃厚なミソが楽しめるのもズワイガニなので、好む人が多いようです。

ズワイガニの中でも、松葉ガニや越前ガニなどの国産ブランドは、さらに味が良いとされています。水揚げの場所や時期、大きさなどの厳しい規格基準をクリアしたものだけがブランド名を名乗れるので、美味しさの理由も納得ですね。品質の良さは、味だけでなく値段にも反映されているので、高級料亭などで扱われています。

近縁種にオオズワイガニやベニズワイガニといった、まぎらわしい名前のカニがいますが、ズワイガニとは別物なので注意が必要です。どちらも食用ですが、大きさや甲羅の形と色に若干の違いがあります。国産ブランドガニは、本ズワイガニの別名で呼ばれることもあるため、表記には注意しましょう。

ズワイガニの上手な食べ方は?

凝縮された身の旨味と、濃厚なミソの味が評判のズワイガニ。しかし、食べ方を間違えてしまうと、せっかくの味が落ちてしまうため、細心の注意が必要です。

まず、活きが良い生のズワイガニをゲットした幸運な人は、迷わず刺身に挑戦してみましょう。なぜなら、ミソも生で食べられるチャンスだからです。一度冷凍してしまうと、解凍しても刺身にはできず、加熱する必要が出てきます。

活きが良くても生は不安だと思われる方は、定番のゆでガニに挑戦してみましょう。まだカニが生きている場合は、鍋の中で暴れて危険なので、しばらく真水につけて気絶させる必要があります。大型の鍋に水と塩を入れて沸騰させた後、甲羅を下にして入れると美味しく仕上がります。

旨味を閉じ込めておくために、脚を折ったり切ったりしないようにゆでるのも、上手に食べるためのコツです。カニが傷ついていると、そこから旨味が流れ出てしまうので、丁寧に扱いましょう。

蒸しガニも、旨味が逃げない調理法です。ゆでた場合と異なる食感と味わいが生まれるので、機会があれば食べ比べてみるのも楽しいです。

また、炭火で作る焼きガニも、遠赤外線効果で、旨味が膨らむのでおすすめの食べ方です。特にズワイガニの焼いたミソは絶品です。ミソだけを味わって良し、身にからめて食べて良し、締めに甲羅に酒を注いで良しと、焼きガニの楽しみ方は無限です。

ボイル済みのカニは解凍してすぐに食べられますが、一工夫したい場合は、カニ鍋がおすすめです。ズワイガニの旨さを、出汁まで味わい尽くすことができるからです。鍋が終わっても、ご飯やうどんを入れて、カニ雑炊やカニうどんが堪能できます。

冷凍物は解凍するときが勝負!

冷凍物のズワイガニは、値段も安く手に入れやすいので、活きが良いものより食べる機会が多いと思います。

そんな冷凍物を、より美味しく食べるためには、解凍の手間を惜しんではいけません。常温放置で解凍するなんて、もってのほかです。激しい温度差にさらされて、細胞が壊れ、旨味がドリップと共に逃げてしまいます。さらに、置き方を間違えると、ミソまで流出してしまいます。

上手に解凍するには、まず、カニをキッチンペーパーなどで包み、ビニールに入れましょう。これは乾燥を防止する効果があります。そして、ミソ流出防止に、水切りバットに甲羅を下にして置きましょう。その後、冷蔵庫で18時間ほどかけて解凍していきます。これで、ドリップの流出も最小限になります。商品によっては、解凍のための説明書が添付されている場合があるので、必ず目を通しておくことが大切です。

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