毛ガニの特徴とおいしい食べ方を教えます。

毛ガニは、名前が示す通り、体が短く硬い毛でおおわれたカニです。日本で好まれるカニの中では小ぶりですが、身の美味しさに加えて、最もミソが美味しいカニという定評があります。値段も比較的安く、1年を通して購入できるというのも魅力です。

毛ガニの見分け方

毛ガニは、日本で好まれるカニの中では、比較的小ぶりなカニです。短く硬い毛が特徴的なため、他のカニと見分けることは簡単ですが、クリガニという類似種もいます。全体的に四角形な毛ガニと比べ、クリガニは五角形です。

ズワイガニやタラバガニと比べると値段も安く、1年を通して購入できる点が毛ガニの魅力です。松葉ガニなどのブランドガニは、漁期が偏っているため、入手が難しい時期があります。毛ガニは、産地によって漁期が異なるので、通年の購入が可能です。毛ガニは、重さによって値段も変わってきます。安く小ぶりなものは、ゆでガニや蒸しガニにするよりも、鍋や味噌汁に使われます。身が小さく食べにくいためです。値段もそれなりで大きいものは、身を堪能できますが、殻を剥くのに手間がかかります。

硬い毛は、殻をむくときに刺さることがあるので、注意が必要です。しかし、数あるカニの中でも、毛ガニのミソは最も美味しいと評判です。ミソだけを目的に毛ガニを購入する人もいるので、剥きにくい殻と格闘する価値は、十分にあります。

毛ガニの上手な食べ方

毛ガニは痛みやすいため、市販のものは、ボイル済を冷凍したものが多いです。活ガニであれば刺身にすることも可能ですが、痛みやすさを考慮して産地で楽しむことをおすすめします。

一般的な毛ガニの食べ方は、ゆでることです。ボイル済みの冷凍毛ガニの場合は、冷蔵庫で時間をかけて解凍すれば、そのまま食べることができます。何もつけず、カニの風味と旨味を堪能しても良いですし、三杯酢などの調味料を使用しても美味しくいただけます。

生の毛ガニを自宅でゆでる場合は、鍋に水を沸騰させた後に、塩を入れてからカニを投入します。必ず、甲羅を下にしていれるようにしましょう。ミソが流れ出るのを防いでくれます。カニが生きている場合は、真水に数分つけて、気絶させてから入れましょう。毛ガニのミソは味が良いことで有名なので、まずはそのままで食べてみましょう。アレンジを加えたくなったら、オーブンや炭火で炙ってミソの汁気を飛ばすと風味が変わります。

身に絡めても美味しいです。すぐに食べても良いですが、冷蔵庫で少し寝かせて、味に深みが出るのを待っても良いです。ただし、ミソは痛みやすいので、2日以内に消費しましょう。小ぶりのものは、鍋や味噌汁にすると、濃厚なミソの旨味が出汁となって絶品です。ミソの独特の風味が気になる場合にも、おすすめです。鍋や味噌汁にミソを溶かすことで、クセが調和されます。

毛ガニを味わい尽くす

食べて美味しい毛ガニですが、身やミソを食べきっても、まだ終わりではありません。毛ガニの旨さを味わい尽くすために、甲羅酒に挑戦するのも良いでしょう。カニの甲羅に温めた日本酒を注いで、独特の風味を楽しんでみてください。

美味しい甲羅酒を飲むためには、気をつけておきたい点があります。まず、ミソは必ず食べきることです。ミソが多く残っていた方が、お酒も美味しくなるのでは?と思うかもしれませんが、逆に生臭くなってしまいます。

また、カニの甲羅を軽く炙っておくことも大切です。水分を飛ばすことで、甲羅の香ばしさも日本酒に加わります。甲羅に入れるお酒にも、少し注意してみましょう。日本酒は、冷やで飲む方が美味しいものと、温めた方が旨さを発揮するものとがあります。どうせなら、燗で美味しい日本酒を選びましょう。

最後に、毛ガニを味わい尽くすためには、扱いにも注意しましょう。硬い毛でケガをしてしまうと、楽しみも半減です。軍手で手を保護したり、キッチンバサミで切れ目を入れるなどの下処理を行ったりすることが大事です。

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